甘い香りに誘われて

金木犀の香り先日、よく晴れた日の午前中に外に出たところ、ふわ〜と甘い香りが…

 

あ、キンモクセイだ!

 

自宅にはないのですが、ご近所のお庭から、あのなんとも言えない甘い香りが漂って来ました。

 

またこの季節に…。

 

9月の終わりから10月にかけて、花を咲かせるキンモクセイですが、ここ福井県も太平洋側とほぼ同時期に咲き始めます。ただし、桜とは反対に、東北から九州へと咲く花です。また、冬の寒さには弱く、本州の秋田や岩手の南部が北限で、北海道では見られないそうです。

 

 

花言葉は、謙虚、謙遜

金木犀の花他に初恋、や真実の愛なども。

 

ちょっと意外に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、あの強い香りの割には小さい控え目な花をつけるところから、この言葉がつけられたそうです…。

 

私がこの花を好きな理由は他にもあって、散った後、木の下がまるでオレンジの絨毯を敷き詰めたようになるところです。お掃除が大変、という声も聞こえてきそうですが…。

 

kinmoku05甘い香りと、鮮やかなオレンジに包まれて、ゆっくりと夏から秋へ心身を切り替えていきたいものですね。

 

また、原産国である中国では「桂花陳酒」という名前でお酒も作られています。花の甘い香りがそのままぎゅっと閉じ込められたようなお酒。女性の方に好まれそうです。

雨が降ると、いっぺんに散ってしまうキンモクセイ。その前に甘い香りを楽しんでみては?